整形外科
先々月は不眠症に悩まされ、ついに病院へ駆け込んで、睡眠導入剤を処方してもらうはめになりました。毎日飲んでいるわけではなく、どうしても眠れないときに限って飲んでいるのですが、お陰で順調に眠れるようになり、仕事にも差し支えなくなりました。
ホッとしていたら、先月から今度は肩や首の骨が痛むようになりました。首を左右に振ったりすると、骨がグキグキ音を立て、骨格全体がボキボキと音を立てて折れそうな気がします。また、仕事に支障ができてしまいました。
原因として考えられるのは、まる12年間の闘病生活で、去年まで薬漬けの生活を送っていたのですが、一応は完治したということで、毎日飲まなくてもOKということになり、急に投薬量が減ったため、体のバランスを崩したのではないかということです。他に気になるのは、高校時代に空手道場に通っていたのですが、そこの師範から、骨がズレていると、体全体の調子がおかしくなると言われており、そこではカイロプラクティックも受け付けているので、申し込もうと思い、ついでに少年時代を過ごした土地へ久々に行ってみるのもいいかなと思っていたのですが、予約が立て込んでおり、6月まで待たされるということだったので、近所の接骨院にでも行こうと考えていました。そしたら、父が以前、通院していた整形外科で診てもらえと言ったので、そこへ行ってみました。地図がなかったので、交番で道を聞いたりしながら、遠回りした挙句、辿り着きました。
受け付けで申し込むと、紙を渡され、体の症状や身長・体重・年齢はもちろんのこと、過去の病歴や副作用歴、そして職業まで書き込みました。ぼくの本職は頭脳労働系の仕事なのですが、それだけでは喰っていけないので、肉体労働系のバイトで補っています。というか、バイトのほうが生活の中心となっているのが事実ですが、建前上の本職のほうを書いておきました。書き込んで提出すると、待合室で待つようにと言われました。他の患者さんたちは、ぼくの両親と同じくらいか、もっと上の年齢層の人ばかりでした。待合室に薄型テレビが置いてありましたが、南アフリカでは殺人事件が日本の35倍、などとありました。物騒です。ぼくはいつか行きたいと思っているのですが、そのときにはどうなっているのか気になりました。
それほど待つこともなく、診察が始まりました。担当医は年輩で威厳のありそうな人でしたが、丁寧に診てくれました。職業欄を見て、「前かがみになることが多いいんでしょうねえ」と言っていましたが、詳しくは訊かれませんでした。首や肩の部分を診察して、「いい体格してるね」と言われたので、「昔、空手をやっていたので…」と答え、「そう言えば、空手の師範が、骨がズレていると支障が出ると言っていたのですが」と付け加えましたが、東洋医学の話をしたのはまずかったようです。
それから、レントゲン写真を取られました。台の上にいろいろな姿勢で写真を取られ、それを見せてもらって説明を受けましたが、頚椎の一部が変形して、脊髄を圧迫しているという、非常にわかりやすい説明でした。治療法として、リハビリ通院を勧められました。また、湿布もバカにならないと処方してもらいました。
そして、リハビリ治療を受けたのですが、まずは10kgで首を牽引されました。断続的に持ち上げられたのですが、その機械が絞首台のロープのような形をしているのです。次に、椅子に座らせられ、肩や首や背中に電極を吸盤で着けられ、電気刺激を受けました。絞首刑の次は電気椅子というわけです。こんな機械の世話になったら、自分が死刑になる夢でも見そうです(銃殺とギロチンは体験済みです。フランス語学校で、そういう夢を見たと言ったら、「誰があなたの首を斬ったのか」と訊かれたので、「シャルル・アンリ・サンソンだ」と答えました。これもその手の映画の影響です)。
初診料はかなり取られましたが、湿布を大量に処方してもらいました。その後はリハビリ通院し、絞首台と電気椅子の世話になることになりました。


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