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2009年1月31日 (土)

Life in the Freezer

本日、HPのアッテンボローのページLife in the Freezerをアップしました。最近、多忙なせいか、なかなかHPの更新ができずにいます。各種解説では真正ハヤブサ類のページを準備中ですが、こちらも遅々としています。

この番組は1993年に製作され、日本では1995年にNHKの「地球ロマン」で「氷のワンダーランド・南極」として放送されました。アッテンボローがプレゼンタ―を務め、ライフ・シリーズの一つという扱いですが、製作ティームは2001年製作のThe Blue Planetと同じメンバーが名を連ねています。そのためか、他のライフ・シリーズとは少し違う印象があります。

日本で放送されたとき、ぼくは大学生でした。当時、NHKで放送されていた動物番組は欠かさず録画しており、特にアッテンボローの番組は見逃せないものでした。にもかかわらず、初回放送は録画し損ねました。自宅で夕食を食べているときにTVで放送されたのですが、アッテンボローが画面に登場したときの悔しさは今でも忘れられません。その日の朝刊のTV欄に予告記事が出ていたのに、気づきませんでした。2回目放送以後は録画しましたが、再放送はされませんでした。後にVHS発売され、2001年に購入して雪辱を果たしました。2004年にネットユーザーとなって、Amazon.co.ukからDVDを入手しました。

1回の放送時間が30分と短いのですが、NHKではさらに短縮し、25分でした。これが扱われた「地球ロマン」は子ども向けのものが多く、この番組のナレーションも低年齢層を対象にしたという感じでした。ただし、後にNHKで放送された「地球ふしぎ大自然」や現在放送されている「ダーウィンが来た」と異なり、変に低俗化された、まともな視聴者なら不快感を感じるようなものではありませんでした。子ども向け番組としては理想的なものであったと確信しています。NHKの製作スタッフは勘違いしているようですが、子どもへの受けを狙うあまり、まともに見ていられないような不愉快なナレーションが多いです。ぼくのような人間はアッテンボローのDVDがあるので、NHKがいくら低俗番組を放送したからといって、別に困りませんし、一般の大人なら、「何だ、子ども番組か」とそっぽを向いていられますが、本当に動物が好きな子どもなら、低俗化されたナレーションを聞いて却って傷つくのではないでしょうか。小・中学生時代のぼくが見たらそう思うはずです。

この番組には、ヒョウアザラシがアデリーペンギンの雛を捕らえてねぶりまわすシーンがあります。そして、食べ残しは海底に沈んで、他の小動物の餌となります。このシーンはグロいです。NHKでは省略されていましたが、さすがに子どもに見せるのには刺激が強すぎたからなのでしょう。

2009年1月30日 (金)

Ceux qui Bravaient l'Aigle

本日、Le Livre Chez Vousに注文していたLes Planches de la Belle Alliance No.2のCeux qui Bravaient l'AigleおよびLe Champ de Bataille de Waterloo No.1のL'Aigle Blesseが届きました。12月下旬に注文したので、1か月ほどかかりました。前者が23.90ユーロ、後者が23.75ユーロ、送料9.00ユーロ、合計56.65ユーロでした。両者ともムック版のペラペラの本です。

前者はナポレオン戦争当時のオーストリア、イギリス、プロイセン、ロシア、ネーデルラントなど、フランス以外の国の軍装イラスト集です。ぼくはMEN-AT-ARMSシリーズはフランス軍とイギリス軍のものしか持っていないので、オーストリア軍、プロイセン軍、ロシア軍などについて参考になりました。何よりも、このようなイラストを見るのは楽しいです。日本の歴史雑誌などでときおり見かける何の資料に基づくのか不明な誤ったイラストは不愉快ですが。このシリーズのNo.1のWaterloo 1815は2005年にワーテルローの古戦場で購入しましたが、これと同じくBernard CoppensとPatrice Courcelieのペンによるものです。

これを読んで気づいたのですが、刀剣類のフランス語での名称についてです。多くのフランス語の本では、片刃の刀をsabre、両刃の剣をepeeと表記しています。つまり、直刀でも湾刀でも片刃であればsabreなのですが、この本では湾刀のみをsabreとし、直刀はlatteと表記していました。これは初めて知りました。

後者はJean-Philippe Tondeur著で、ワーテルロー古戦場の記念碑等を20世紀初頭に撮影したモノクロ写真や絵ハガキなどが収録されています。当時も古戦場では式典などが行なわれていたのですが、そのときの様子の写真も残っています。ワーテルロー会戦以来194年、さまざまな人々の地道な活動によって古戦場は保護され、現在に至るわけです。

フランス語のムック版にはワーテルローシリーズだけでも他にもたくさんあるので、徐々に買っていくつもりです。

2009年1月26日 (月)

The Scottish Ospreys

本日、AbeBooksに注文していたPhilip Brown著のThe Scottish Ospreysがイギリスの古書店から届きました。本体17.32ドル+送料13.04ドル=合計30.36ドルでしたが、ポンド表示では、本体11.35ポンド+送料8.80ポンド=合計20.15ポンドでした。

本書は1979年に出版され、副題はFrom Extinction to Survavalで、スコットランドで一度絶滅したミサゴを復活させる活動についての記録です。大型本で、30年前に出た本としては写真がきれいです。

著者のPhilip Brownは1913年生まれ、新聞社に務めましたが、第二次世界大戦中は王室空軍(RAF)に籍を置きました。戦後、鳥類学者となり、1946年にRoyal Society for the Protection of Birds(RSPB)のスタッフとなり、1952~1963年の間、書記を務め、1978年に引退しました。

内容は以下の通りです。

1.Birds of Prey in General―Ospreys in Particular

2.Extirpation of Ospreys in Scotland

3.Ebb-tide

4.Alarms and Excursions

5.Summer of Frustration

6.See them―see them not

7.The Balloon Goes Up

8.Disturbers of the Peace

9.A Clutch for the Taking

10.Ospreys and Chickens

11.Harvest of the Years

ミサゴはスコットランドでは一度、絶滅しています。魚を食害するための駆除、DDTによる汚染、そしてエッグ・コレクターの仕業です。ミサゴだけでなく、アカトビやオジロワシも被害に遭っています。

再導入はRSPBによって行なわれました。1954年に1つがいが繁殖して2羽が巣立ちましたが、その後は芳しくなく、1957年には1羽もいなくなりました。1962年まで1つがいのみが繁殖していましたが、1963年に2つがいとなり、1967年ごろから徐々に増え始めました。そして、本書出版の前年である1978年には22つがいのうち11つがいが繁殖に成功して、約20羽が巣立ちました。

ヨーロッパの多くの国と同様、イギリスは一度、徹底的な自然破壊を行ないました。ヒグマやオオカミは絶滅させられたことはよく知られています。それに対する反省のためか、現在の自然と向き合う姿勢が完成したのかもしれません。

同じ島国の日本では、オオカミは絶滅したものの、猛禽類は今のところ1種も絶滅しておらず、国土に占める森林面積も保たれています。これは欧米のようなキリスト教に基づく自然を征服すべきものとして捉えるのではなく、自然と共存しようという考え方が昔から根づいていたからではないでしょうか。

なお、P. Brown & George Waterston共著のThe Return of the Osprey(1962)も同時に注文しましたが、こちらはまだ届いていません。

2009年1月21日 (水)

南アフリカの古書店

去年の10月18日に、Gargett著のThe Black Eagleについての記事を書きましたが、これに関連するエピソードです。

この本は最初、AbeBooksで検索したとき、6月1日に南アフリカの古書店に注文しました。本体40ドル+送料14ドル=合計54ドルでした。6月3日に発送したとのメールが来ました。10月6日ごろに届くということでした。船便で送ってくるのでしょうが、気長に待つことにしました。

そして、ぼくがアメリカから帰国したあとの10月上旬になって届きました。ところが、それは傷モノでした。AbeBooksの広告にはAs Newと表示されていましたが、ページに穴が開いている上、表紙は破れており、背表紙に亀裂が入っていました。それで、10月8日に改めてイギリスの古書店から注文し、それが届いてから10月29日に件の本をRefundしました。南アフリカの古書店の店主は驚いた様子で、別の本と交換してもいいというメールをよこしましたが、既にイギリスから購入していたので、郵便局から航空便で返送しました。送料に3600円かかりました。

そして11月27日にAbeBooksからメールが来たのですが、南アフリカの古書店からクレームが入ったらしく、返送した本にコピーした形跡がある、2日以内に返事をよこさないと、今後の取引は断る、ということでした。そこで、本が傷んでいたので返送した、同じ本をイギリスから購入したので自分はコピーする必要はない、もし本にその形跡があったのならそれは昔の持主の仕業だろうと返答しました。Abebooksからは翌28日に、了解したとの返事がきました。そして1月8日に、ぼくのクレジットカードに本の代金と送料を返金するとの知らせが入り、1月14日に送料が倍の28ドルがプラスされた合計68ドルが返金されました。

ところが1月15日に南アフリカの古書店からメールが入り、かなりヒステリックな調子で、ぼくのことを不誠実だのペテンだの詐欺だのと罵倒し、ぼくに返金したAbeBooksは盗賊行為にも等しいと言っていました。まあ、この店もAbeBooksに加入している10,000軒以上の書店の一つに過ぎないので、今後はそこから本を購入しなければいいだけのことですが。

外国人からここまで罵詈雑言を浴びせられたのは初めてです。気がついたら、結構いろいろな形で外国人とコミュニケーションするようになっていました。外国人と接するときには、日本人として恥ずかしくないように言動に気を遣いますが、相手が横暴な態度に出た時には毅然として対処するように心掛けています。そういえば、11月に手紙をくれた中国人の女性にはまだ返事を出していません。無視したまま終わるのは後味が悪いので、近日中に返答しなくてはと思っています。

2009年1月19日 (月)

The Journal of Raptor Research 4

本日でアクセス数は30,000件に達しました。1日の平均アクセス数は30件です。

1月13日に届いたThe Journal of Raptor ResearchのVolume42 Number4 December2008です。表紙のイラストはミサゴの親鳥が巣の中にいる雛に魚を運び込んでいるものですが、巣は砂漠にあり、サボテンに囲まれています。日本における“海のタカ”のイメージからかなりかけ離れています。そういえば、RRFのミズーラ大会で、南米で越冬しているミサゴはドラードを喰っているという発表があったのですが、汎世界的な分布を誇る猛禽は凄いものです。

内容は以下の通りです。

Region-wide Trends of Nesting Ospreys in Northwestern Mexico: A Three-Decade Perspective.

Eye Injuries in Long-eared Owls (Asio otus): Prevalence and Survival.

Small Mammal Prey Selection by Two Owl Species in Southeastern Brazil.

Breeding Season Diet and Prey Selection of the New Zealand Falcon (Falco novaeseelandiae) in a Plantation Forest.

A New Species of Large, Terrestrial Caracara from Holocene Deposits in Southern Jamaica (Aves: Falconidae).

Breeding Biology and Diet of the Long-legged Buzzard (Buteo rufinus) in the Eastern Junggar Basin of Northwestern China.

Lice of Chilean Diurnal Raptors.

続いてShort Communicationsです。

Observation of Two Hawk-Eagle Species in a Humid Lowland Tropical Forest Reserve in Central Panama.

Birds in the Diet of Wintering Long-eared Owls (Asio otus) in the Danube Delta, Romania.

Barred Owl, Predation on Hermit Thrush and Ovenbird Fledglings.

最後にLettersです。

Crested Caracaras Feed on Pecans in South-central Texas.

Peregrine Falcon Nesting in Tree Stick-nest in Alaska.

Prevalence of Anthracophora rusticola (Coleoptera: Cetoniidae) in Nest of the Chinese Goshawk (Accipiter soloensis).

特筆すべきはジャマイカで発見された絶滅した大型の地上性カラカラの記事です。脚の骨の写真が載っていましたが、現生種のカラカラよりもかなり巨大でした。飛べなかったようです。

また、チリ産の猛禽の寄生虫の論文もありました。ぼくは昆虫には疎いのでさっぱりなのですが、このような研究まで取り上げられているので、猛禽の世界は奥が深いです。

Lettersにアカハラダカの巣に棲みつく甲虫の幼虫の記事がありました。ロッキー山頂でホークウォッチングをしたとき、「北米のハイタカ属は、オオタカ、クーパーハイタカ、アシボソハイタカの3種だ」と言われたので、「日本ではオオタカ、ハイタカ、ツミの3種が対応している。それ以外にアカハラダカが渡り鳥として通過するが、ハイタカ属には珍しく、カエルを主食にしているためか、雌雄差が小さい」というような話をしました。

2009年1月13日 (火)

低年齢層の猛禽本

本日、AbeBooksに注文していた猛禽本が2冊届きました。なぜ購入したかというと、年末で1割引のクーポン券をくれたので使ってしまったわけです。

1冊目はEugene Potapov & Richard Sale共著のThe Gyrfalconで、オーストラリアの古書店から購入しました。本体66.83ドル-割引6.68ドル+送料17.00ドル=合計77.15ドルでした。2005年に出版された本で、題名通りシロハヤブサのモノグラフで、かなり専門的です。ざっと見てみたところ、数式やグラフなどが多数あり、今のぼくには高度な内容でした。また、鷹狩りに使用された歴史についても解説されていました。いずれ、チャレンジしてみるつもりです。実はこの本、RRF2008年度大会の会場でButeo Booksが出品していましたが、他にもいろいろな本を買ってしまったので、買いそびれていたものです。

2冊目はJill Bailey著のBirds of Preyで、1988年出版の子ども向けの本です。アメリカの古書店から購入し、本体14.91ドル-割引1.49ドル+送料9.00ドル=合計22.42ドルでした。この本は、去年の10月に出版された山崎亨さんの空と森の王者イヌワシとクマタカに参考文献として挙げられていました。低年齢層対象ではありますが、内容はしっかりしています。猛禽類全般についての必要事項は漏れなく取り上げられています。そして、イラストが多用されているので非常にわかりやすいのです。ページ数や収録数は限られていますが、一般向けの専門書の中核部分を凝縮し、低年齢層向けに要約したようなものです。この本も、英語圏では多数出版されている類書の1冊にすぎず、特に注目されている本ではありません。しかし、そのような本の1冊をとっても子どもに対して伝えるべきことはきちんと伝えているのですから、本を作る側の高い思想が感じられます。

なお、今日はRaptor Research Foundationの会誌も届いたのですが、これについては後日書きます。

2009年1月12日 (月)

中型カラシン王国崩壊

昨日、愛猫チビタが脱走したとき、水槽を見たら、アノストムスが死んでいたので、取り出して庭に埋葬しました。その後、水槽を見たら、去年の8月に購入した2代ピンクテールカラシンも調子を崩していました。同居しているプロキロドゥスおよびセパレーターで仕切っているピラニアは問題ないようでした。ともかく、午後になってから水換えしました。

水槽を置いている部屋は、庭に面しています。排水は庭に向けて行なっています。またチビタに脱走されたらたまらないので、部屋から追い出して入口の戸を閉め、排水ホースの先を庭に向けました。庭では「だいちゃん」と新顔の三毛ネコ、それに「ひよ弟」がいて、ホースから流れる水を見ていました。ところが突然、ぼくの足もとからチビタが庭に飛び出しました。入口の戸閉まりが不完全だったのです。まったく抜け目のないやつです。取り敢えず水換えを終えると、母と協力して「ひよ弟」と遊んでいたチビタを捕まえて家に入れました。

ピンクテールカラシンはかなり弱っていました。普通に泳いでいるようでしたが、手で捕まえられました。8月に購入したときより成長しており、尾びれは深紅で鱗は銀色に輝いていました。水換えしたあと、水槽に塩を少量投入し、バイトに出かけましたが、帰宅したら死んでいました。すぐに取り出してやはり埋葬しました。いい魚だったのに残念です。

昨日死亡したアノストムスは、2005年10月5日に近所の熱帯魚店で購入しました。3300円でした。その1週間後に同じ店で初代ピンクテールを2800円で飼いました。初代ピンクテールは1年後に死にましたが、アノストムスは昨日まで3年3か月生きていました。丈夫な魚ですが、食が細いところもあり、一時期にやせ細って餓死しそうになったこともあります。このときは蘇生させましたが、同居していたプロキロドゥスのほうが成長が速く、水槽の隅に追いやられて、餌にありつけなかったようでした。2代ピンクテールも似たような状況でした。

こうして中型カラシン王国は崩壊してしまいました。正月の記事で、魚を大切に育てるとの抱負を掲げましたが、脆くも崩れ去りました。生きているものはいつかは死ぬので仕方ありません。残った魚を育てていくしかありません。

中型カラシンは子どものころから水族館でおなじみでしたが、入手するには少し高価な魚たちです。買えるようになったときには、ナマズや古代魚路線を突っ走っていました。30代に入って落ち着いたので買ってみることにしましたが、どんな生きものでも育てるのは大変です。

2009年1月11日 (日)

ネコ騒動 その5

昨日は1日中、眠かったので、今日は休日ということで、午後4時まで寝ていました。そして起床し、遅い朝食を摂り、何もやることがなかったのでPCをいじくっていたら、またチビタが脱走する事件がありました。やつを脱走させるのは、いつも決まって父です。年齢のせいか注意力が緩慢だし、動作も鈍いから、すばしっこいチビタにとって脱走するなどお茶の子さいさいです。

今日、父は洗濯物を取り込もうとして、裏口から出入りしていました。その間、ぼくがチビタを別室に入れておきました。ところが父は玄関から入ろうとして、チビタに隙を突かれたのです。「またか」と思いつつ、ぼくは正面に庭に出てチビタを捕まえようとしました。どうせ父には捕まえられないからです。ところがチビタは床下に潜り込み、中庭の方へ出てしまいました。ぼくが追いかけると、いつも中庭に出入りしている野良ネコの1頭とチビタが向き合っていました。最近では野良ネコの個体数を把握していません。どうも「ひよ弟」とその母親、そして「ともちゃん」を中心とする茶虎と白の混じったネコたちが少なくとも5~6頭はいるようです。そのうちの1頭にチビタは近づいていました。そのネコはチビタに対して威嚇していましたが、チビタはお構いなしで、床下までついていきました。やっと床下から出てきたかと思うと、今度は家の外壁と塀の狭い隙間に入ってしまいました。ここはネオタにもよく入られましたが、人間が入るには狭すぎるので、苦労します。

母も帰宅したので、協力してはさみうちしようとしたのですが、うまくいきませんでした。しばらく様子を見ることにしました。腹が減ったら自分から戻ってくるだろうと思っていたのです。しかし、チビタはすぐに戻ってきませんでした。それどころか、チビタの大好きな「ひよ弟」、いや「ひよひよ兄ちゃん」が現れたので、あとについて行ったようです。とうとう塀を乗り越え、隣家に庭に行ってしまいました。

このときはもう、戻ってこないと思いました。チビタは最初の1週間、庭に住みついていたころ、「ひよ弟」に面倒を見てもらっていました。ネコ同士の絆は想像以上に強いようです。やはりネコ社会の一員として生きていくのがチビタの幸せだと思うしかありませんでした。チビタには親はいませんでしたが、面倒見のいい「ひよひよ兄ちゃん」に任せておけば、野良ネコとして生きていけるだろうと思いました。

そこで、ぼくは家の中に戻り、熱帯魚の水槽を見たところ、アノストムスが死んでいるのを見つけました。仕方がないので、死骸を水槽から取り出し、庭の隅の「動物の墓」に埋葬しました。そして塀の上を見たところ、チビタがいました。また逃げられたら面倒なので、しばらく様子を見ました。チビタは屋根の上に跳び乗ろうとしましたが、諦め、再び塀の上を歩いていました。そこでようやくチビタを捕まえ、家の中に連れ戻しました。チビタはしばらく鳴いていたり、庭にいる「ひよ弟」と鳴き交わしていたりしましたが、空腹だったのか、ネコ缶を与えたらガツガツ平らげました。その直後に妹が帰宅しましたが、戻っていてホッとしました。

2009年1月10日 (土)

深大寺動物霊園

ネイ元帥の誕生日です。ぼくの妹の誕生日でもありますが。

今日は母と妹とで深大寺に行くことにしました。ここの動物霊園に、去年死んだ野良ネコの「くろちゃん」が納骨されているので、お墓参りです。「くろちゃん」は4年半にわたって我が家に居ついて餌をもらっており、とてもなついていたので、死んだときには火葬にしてここに納骨してもらいました。

調布駅からバスで深大寺に向かいました。思っていたよりも賑やかな場所でした。まず、家族3人でそばを食べました。それから広い境内の中を、道に迷いつつ、人に尋ねたりしながら、動物霊園まで辿り着きました。

「くろちゃん」は合同納骨されていました。台帳を見たら、去年の1月23日に記載されていました。線香をあげました。納骨堂にはたくさんのペットが納骨されており、子どものものと思われる、「たくさんの思い出をありがとう」などという言葉が添えられており、胸が熱くなりました。

そのあと、草餅を食べました。1個200円で、軽く火を通していたので暖かく、結構おいしかったです。他にもいろいろな店がありましたが、あまりお金を持ち合わせていなかったので、ほとんど立ち寄りませんでした。来年にも墓参りにいくつもりですが、もう少し持ち合わせていこうと思います。

帰りは吉祥寺駅行きのバスに乗り、JRで戻りました。前の晩はほとんど寝ていなかったので、バスや電車の中でうとうとしていました。

この日はチビタを一人で留守番させていたので、帰宅したら喜んでいました。やつは、「暴れん坊」で「甘えん坊」で「慌てん坊」の三冠王なのです。

2009年1月 7日 (水)

恐竜の時代

本日、御茶ノ水の大型書店で、Newton誌の別冊恐竜の時代―1億6000万年間の覇者を購入しました。値段は税込みで2415円でした。

なぜ、この本を買ったかというと、去年の10月31日にこの書店で、空と森の王者イヌワシとクマタカを購入したのですが、そのときの書店くじをもらいました。その番号の最後の数字が当選し、100円券として使用できるというので使ったわけです。別に100円得したという気分に浸りたいからではありません。そんなケチな人間ではないつもりです。それに、200円の商品が100円で買えるのならともかく、2415円の本が2315円で買えたからといって、大してありがたみも感じません。なぜ使ったかというと、その券を使えば書店側には記録されます。つまり、書店の行なったキャンペーンへの反応です。世の中では不況を打破すべくいろいろなキャンペーンが行なわれていますが、それに反応を示せば、キャンペーンを行なった側としても元気づけになることでしょう。

さて、Newton誌では別冊が数多く出版されていますが、恐竜など古生物に関するものは過去に何冊か購入したことがあります。ぼくは小学生時代から古生物が好きだったのですが、熱帯魚や猛禽ほどハマったことはありませんでした。自分の中で短期間ブームになったことは何度かありますが、そのとき書店で購入できる書籍で満足した程度です。洋書を購読したいとか、学会に入会したいとまで思ったことはありません。複数の趣味を持つと、どうしても二の次、三の次に回さざるを得なかったわけです。それに、古生物学は日進月歩なので、次々と新説が発表され、新しい本を読むと、今までの常識を覆させられることが多かったためでもあります。ついて行くにはかなりのエネルギーを要します。

それでも、まったくなおざりにしていたわけではなく、ときどき面白い本が出ると購読していました。あまりマニアックな本よりも、一般向けの総合解説的な本を漁っていました。今回入手した本もそのような類です。この世界は日進月歩でついて行くのは大変ですが、あまり放っておくと自分が時代遅れになってしまうので、ときどき頭の中身をリフレッシュさせる必要があります。

今回の本も、今まで知らなかった恐竜が多数紹介されてたり、学問的な新設も載っていました。ひょっとして将来、古生物に対してもっとマニアックに取り組むことになるかもしれないし、そうなるべきだと思うのですが、そのときに備えて、小学生時代に初めて古生物の本に触れたときの感性を大切にしておこうと思っています。

2009年1月 5日 (月)

ムック版歴史群像シリーズ2冊

年末年始はフランス語学校が冬休みだったので、近所の郵便局年賀状仕分けのバイトをしていました。12月26日から始まり、今日で終了しました。帰宅したら、Amazon.co.jpのマーケットプレイスで注文していた歴史群像シリーズナポレオンの皇帝編および戦争編が届いていました。前者は1300円、後者は2000円で、それぞれ送料が340円でした。

これらの本が出たのは1996年のことですが、当時、書店で見かけたものの、購入する気になれず、買いませんでした。学研の歴史群像は隔月間のほうは毎号購読していましたが、ムック版は1冊も持っていませんでした。いろいろなシリーズが出ていたものの、あまり興味のある分野はなかったからです。

歴史群像の隔月間では1994年にアウステルリッツ、1995年にワーテルローを巻頭特集しました。前者はあまり面白くなかったのですが、後者はとてもすばらしかったです。その後もナポレオン戦争関係の記事がポツポツ出るようになったので、いよいよ黄金時代到来かと期待しましたが、どうもあまり読者の評判は良くなかったようです。戦国時代や第二次世界大戦関係のほうが受けが良かったと聞いています。今から思い出すと、あまり真剣に取り組んでいなかったというか、一昔前のステレオタイプのナポレオン観で特集していたようです。

本書もそのようなころに出版されたのですが、書店で見ても買う気になれませんでした。既に洋書に手を出しており、英語圏でのナポレオン戦争の扱われ方に触れていたので、日本の出版社や著者など“本作り”に携わっている人々は、ナポレオン戦争の本当の面白さがわかっていないというのが実感です。

一例として、軍装のイラストが極端に乏しいという点が挙げられます。ナポレオンの近衛擲弾兵と砲兵のイラストがあるだけで、騎兵のイラストは皆無です。当時の兵科では騎兵隊が最もヴァリエーションに富んでいるし、戦場の華ですから、これは致命的でしょう。そもそも、多くのナポレオニックファンはMEN-AT-ARMSシリーズなどに目を通しているでしょうから、今さら歴史群像などありがたがらないと思うのですが。

また、元帥列伝があったのはいいのですが、執筆者が中里融司というのがいただけません。中里氏は当時、歴史群像でいろいろ執筆していましたが、この人は歴史家というよりもファンタジー作家で、あまり参考になるものでもありません。文章も軽薄で、読んでいて不快感を覚えます。彼は当時、「ナポレオン群星伝」なるシリーズものを書いていたのですが、3巻でストップしました。これはファンタジー、つまり作者の脳内妄想を読者に押しつけるわけですから、支持されないのも当たり前です。別にファンタジーを否定するつもりはなく、読んで面白いものであればOKだと思います。柘植久慶さんの「逆撃シリーズ」は面白かったのですが。

さらに、ナポレオンが敗北した戦いを勝利させるシミュレーションを加藤伸郎が執筆していますが、これなど無意味もいいところです。ナポレオンに勝者であってほしかったという判官贔屓はわかりますが、それが歴史というものです。例えば、ワーテルロー戦役では、6月16日にカトル・ブラで、ネイの代わりにダヴ―に指揮を執らせ、18日にはさらにワーヴルで、グルーシーの代わりにやはりダヴ―にプロイセン軍後衛と対峙させているのですが、それをやって果たして逆転できるかという保証もないのですから、所詮は無意味な脳内妄想です。当時、歴史群像ではそのようなシミュレーションが横行していましたが、そのような作者は歴史の真実を追求したいのではなく、脳内妄想を発散させたかっただけなのでしょう。

それにもかかわらず、今回マーケットプレイスで購入してしまいました。こういう形ででも、ナポレオン特集を組んだ学研の姿勢を評価したからです。今後、そのような企画を組む際には、読者が何を求めているのか考慮し、執筆者の人選にも気を配ってほしいものです。できれば海外の書籍などにも目を通し、内容の質を向上させることを考慮すべきでしょう。

2009年1月 1日 (木)

2009年の抱負

あけましておめでとうございます。2009年の年明けとなりました。早いもので21世紀に入ってもう9年です。そういうわけで、今年の抱負といきたいと思います。

ぼくは学生時代に厄介な病気を患い、まる12年もの闘病生活を強いられました。ほんの数年前まで、一生涯苦しみ続けるのではないかと思ったくらいです。しかしながら、2007年にはそれまで手放せなかった睡眠薬なしでやっていけるようになり、2008年にはついに闘病生活に終止符を打ったと自己宣言しました。実際にはまだ病院に通い、わずかですが薬を処方してもらっているのですが、おそらくあと数年で完全に薬なしでやっていけるだろうと思います。そういうわけで、未来はどんどん明るくなってきました。

そこで今年の抱負です。取り敢えずはこのブログのカテゴリーごとに述べます。

[猛禽]去年はRaptor Research Foundation(アメリカ猛禽類研究財団)に入会し、それまでの洋書を漁るだけの自己満足的なやり方から脱出することに成功し、知り合いもできました。9月に出席したモンタナ州ミズーラの大会は有意義なものでした。今後はそれをフルに活用し、世界に向けて羽ばたきたいものです。当面の目標としては、今年のスコットランド大会への出席を目指すことです。あとは、去年からイラストの勉強を始めたので、腕を磨きたいものです。

[ネコ]一昨年は弟(ネオタ)に先立たれ、茫然自失の思いでしたが、昨年は息子(チビタ)に恵まれ、生活の潤いが戻りました。今後はチビタと庭に出入りしている野良ネコたちとの交流を大切にしたいと思います。また、野生ネコや化石ネコについても調べたいと思っているのですが、同好の士に飢えています。どこで知り合えばいいのでしょう?

[ナポレオン戦争]現在、コミケで出品しているワーテルロー小説を連載中ですが、手持ちの書籍を充分に活用できていない状態です。特にフランス語の文献は読むだけでも一苦労です。フランス語学校に通ってはいますが、ここは思い切って、フランス語の書籍を1冊、翻訳するくらいでもしないと、身に着かないと思っています。あと、関係ないのですが、フェンシングに入門したいとも考えています。

[アッテンボロー]HPのアッテンボローのページをなるべく早く完成させる、それあるのみです。あとは自分以外のファンの方々と交流したいですね。

[熱帯魚]自宅で飼育している4匹の魚を大切に育てます。世の中では熱帯魚は下火になって久しいです。雑誌など、日本の出版事情はつまらないものになりつつあります。昔の雑誌に目を通して少年時代の熱意を呼び戻したら、洋書に手を出そうかなと思います。

[日記・コラム・つぶやき]日常生活はとにかく、一日一日を楽しく充実させるに限ります。世の中は目下、不況の嵐が吹き荒れていますが、ぼく自身は少し懐が豊かになってきました。お金は使うべきときには思い切って使うべきです。心は常にリッチでいたいものです。

そのようなわけで、今年もよろしくお願いします。

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