最古のアロワナ 新属新種
朝日新聞の今日の朝刊に、「最後のアロワナ 新属新種」という記事がありました。副題は「00年発見化石、1億3000万年前と判明 石川」でした。以下が記事内容です。
石川県白山市教育委員会は21日、同市白峰にある国の天然記念物「桑島化石壁」から00年に発見されたアロワナの化石が、約1億3千万年前(白亜紀前期)の新属新種の化石とわかったと発表した。アロワナ目の化石ではこれまで見つもったものより1500万~2千万年さかのぼり、世界最古となる。
同市教委によると、10㌢四方の岩に1個体分の骨やうろこ、歯など約40点が含まれていた。全長は推定15㌢。淡水魚のアロワナ目のなかでもうろこに水平な溝のある新属新種と判明した。化石調査団の藪本美孝北九州市立自然史・歴史博物館学芸員が「テトリイクチス・クワジマエンシス(桑島の手取魚)」と命名し、中生代魚類学会の国際学術誌に発表した。これまでブラジルで見つかった約1億1500万年前の「ラエリイクチス」などが最古のものとされていた。薮本学芸員は「南米ブラジルとされてきたアロワナの起源が東アジアになる可能性がある」と話している。
化石は白山市立鶴来博物館(同市鶴来朝日町 076・273・1522)で22~30日に特別公開される。
この記事には、「テトリイクチス・クワジマエンシスの復元図」および「テトリイクチス・クワジマエンシスの化石」の写真(いずれも石川県白山市教育委員会提供)が載っていましたが、アロワナらしくない、ニシンのような外見でした。古代魚と呼ばれる魚には、アロワナなどのオステオグロッスム目の他、肺魚類、チョウザメ類、ポリプテルス類、アミアやガーパイク類などがいます。彼らはいかにも生きた化石のようなグロテスクな外観をしていますが、祖先の化石はむしろニシンのような“普通の魚”に似ているものが多いようです。彼らは古代の形質を現代に伝えているというよりは、進化の袋小路にはまってしまったようです。
ついでながら、「テトリイクチス・クワジマエンシス」というカタカナ書きは何とかならないでしょうか。学名はアルファベットで表記してほしいものです。


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